【学生必見】これだけで段違い!スピーチの組み立て方の基本を解説!

こんにちは、のあです!

皆さんは学校の活動の中で、スピーチやプレゼンをする機会はありますか?

最近知ったのですが、大学入試の総合型選抜ではスピーチやプレゼンを用いることもあるそうですね。

ただ、スピーチやプレゼンは授業の内容としてなかなか取り上げられるものでもないので、どうすれば上手にできるのか悩む人も少なくないのではないでしょうか?

そこで今回は、今まで小・中・高と生徒会長をしてきた中で学んだ、スピーチの組み立て方の基本についてご紹介します!

全体の構成を決める

ずばり一番大事なのは、「スピーチ全体の構成」です。

なぜかというと、闇雲に文章を書き始めてしまうと、自分の言いたいことをダラダラと書いてしまい、結果的に何を言いたいのかわからない文章になってしまうからです。

また、その構成の中でも最初にスピーチの骨となる「テーマ」と、その骨をどのように組み上げるか「組み立て方」を決めます。

テーマ

まずテーマについてですが、「自分は何のために話すのか(何を伝えるために話すのか)」を明確にしておきましょう。

組み立て方

次に、どのように始めて、どのように自分の言いたい事につなげていくかを考えていきます。

この構成の組み立て方は話し方の手法によっても多種多様な組み立て方があり、これが正解!と決まったものはないのですが、今回は「OREO」というベーシックな組み立て方で解説していきます。

組み立て方の代表例「OREO」

OREOとは何かというと、「Opinion(意見)」「Reason(理由)」「Example(例)」「Opinion(意見)」の4つの頭文字を取ったもので、スピーチの全体の構成としてとても多用されるものです。

学校の英語のライティングの授業で習う人も多いと思います。

ただ、これは英語に限った話ではなく、一番簡単かつ、シンプルに言いたいことを明確にまとめられる構成なので、日本語のスピーチにも十分活用することができます。

さて、それではOREOをそれぞれのパートごとにピックアップして解説していきます。

〈Opinion(意見)〉→「テーマ」について触れる

まず最初に Opinion=意見 ですが、まず最初に自分が一番言いたい事・「テーマ」を話します

一番最初なのに結論喋ったらその後話す意味ないじゃん!と思うかもしれません。

しかし想像してみてください。

何も持たずに迷路に入ると、今通っている道がどのように続いていくのか、どこまで続いていくのかが分からず不安ですよね。

でも迷路の地図を持っていれば、今自分が迷路のどの部分にいて、どれくらいまで進んできていることが分かって安心することができます。

それと同じように、最初に言いたい事・「テーマ」を明らかにしておくと、聞き手にとっては迷路の地図で言うところの、「ゴール地点」が明らかになることと同じなのです。

〈Reason(理由)〉

次に Reason=理由 ですが、Opinionで挙げた自分の言いたい事・「テーマ」について、自分がなぜそれを言いたいのかという理由・根拠を話します。

そしてこの理由の数3つがおすすめです。

なぜかというと、3つという数が一番説得力があり、かつ長すぎず退屈しないからです。

更に、Reasonのパートに入る前に、理由の数も明らかにするようにしましょう。(例:〈Opinionに続いて〉この理由は3つあります。1つ目は~)

この理由の数を明らかにすることは、先ほどの迷路の地図で言うところの、「ゴールまでの道筋」が明らかになることと同じです。

最初に自分の言いたい「テーマ」を伝え、理由の数を明らかにして全体の長さ・流れを明らかにすることで、聞き手はスピーチの中で迷い退屈することなく、集中して聞いてもらいやすくなります。

そのため、OpinionとReasonでこれらの対策を行うことは、聞き手の集中力を上げ、理解しやすくなり、スピーチ全体の説得力・伝わりやすさを増やすことに繋がるのです。

〈Example(例)〉

さて、次は Example=例 です。

Exampleでは、先ほど話した理由・根拠をより具体的にし、理解しやすくする内容を話しましょう。

例えば、僕は前のパートのOpinionとReasonで「迷路の地図」という例えを出して解説してきました。

この例えは、僕が解説する話し方をすることで、聞き手にとってどんな良さがあるのか・どれくらいわかりやすくなるのかを、より分かりやすくするために書いたものです。

ただ事実として「話の流れが分かって退屈しない」よりも、「迷路の地図で言うと、ゴールまでの道のりが明らかになり、不安や退屈さが解消されることと同じ」とある方が、良さをより鮮明にイメージできて理解しやすくなりますよね。

そして、自分の意見の根拠を述べてその根拠を具体的にイメージできる例を示すことで、結果的に自分の意見全体を理解してもらいやすくなるのです。

そのため、Reasonが3つあるうち、理由一つにつきそれぞれ一つ、Exampleを話すと良いでしょう。

〈Opinion(意見)〉

最後にまた、Opinion=意見 です。

最初に出てきたOpinionでは、話がどういう内容でどういったところに行きつくのかという目印としての役割がありましたが、この最後のOpinionは単純に、今までの話の中で何を言いたいのかを伝える役割があります。

最初と最後にOpinionが出てきて2個もいらないんじゃないかとも思うかもしれませんが、このようにそれぞれ役割が違うパートなのです。

今まで話してきた理由やその具体例を通してそれぞれの内容を理解してもらった後に、改めて自分の言いたい内容・「テーマ」を話すことで初めて、自分の考えている意見が全て伝えることができます。

また、自分の結論・意見を述べる回数が単純に2回は出てくることになり、大事な内容を反復させることができるので、自分の言いたいことを覚えてもらいやすくなります。

そのため、スピーチの最後にもう一度、話全体のまとめとしてOpinionを入れるようにしましょう。

【+α 全体の文字の量と話す時間の決め方】

スピーチ全体の構成については一通りお話したのですが、最後に一つだけ、スピーチ全体の分量を決める際に役に立つ内容をご紹介します。

全体の分量を決めるうえで覚えておくと良いのは、「1分=3~400文字」ということです。

これは、スピーチをする時の話すスピードの目安でもあるのですが、1分間で3~400文字程度の速さで話すと、早すぎず遅すぎず、聞きやすい速度なので、参考にすると良いでしょう。

アナウンサーも、多少はそれぞれの会社によるとは思いますが、大体このくらいのペースで話すように訓練しているそうです。

そして、話す練習をする時のペースとしてだけでなく、スピーチを考える時にも意識して考えると良いでしょう。

スピーチをする場には大抵、時間が決められていると思います。

そのため、スピーチもその時間に合わせて組み立てる必要があります

時間に合わせる方法は、まずスピーチ全体の構造として先ほど紹介したOREOを全て考えた後に、内容を一度原稿用紙に話し言葉で書き起こしてみましょう。

原稿用紙は1枚400文字なので、1枚=1分話すことになると分かるため、自分のスピーチの長さを把握することができます。

もし長すぎたら、余計な表現が無いか探し、もし短すぎたら、例をより具体的にしてみる・導入をもっと丁寧にしてみるなど、加筆修正を加えてみてください。

また余談ですが、話す速さの感覚は練習しないと身に付かないので、何度も何度も時間を計りながら声に出して話す練習をしてみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、スピーチの組み立て方の基本についてまとめてみました。

今回紹介した方法以外にも、ストーリーテリングなど色々な手法があるので、もし気になった方がいたら調べてみてください!

もしわからないところや感想などあれば是非、コメントやSNSでの反応などお待ちしています!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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